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2015年05月15日

スペランツァ大阪スペランツァ大阪

text by スタッフ

思いの重み。『スペランツァのために』

先日、クラブ事務所に若いお譲さんがやってきた。
チケットでも買いに来てくださったのかなと思い「こんにちは」と声をかけると、茶封筒を手渡された。
「父がいつも、『スペランツァのために』って貯金箱に貯めてるんです。小銭で、重いだけで申し訳ないんですけど......受け取ってもらえますか?」。
お名前を聞くと、「いいんです」と言い、「応援してます!」と笑顔でお帰りになった。

ズッシリ重い、二重の茶封筒。ATMに行けば機械がジャラジャラあっという間にカウントしてくれる。でも、それではいけない気がして手で数えた。
100円玉=36枚 50円玉=31枚 10円玉=144枚 5円玉=66枚 1円玉=170枚
計7,090円。
数えている間、仕事や買い物から帰った男性が「スペランツァのために」とポケットの中の小銭を貯金箱に入れている姿が目に浮かび、目頭が熱くなった。なんて有り難いんだろう。

クラブチームでの日常は、決して楽しいことばかりでなく、時に放り出したくなるような雑事や厄介ごとも舞い込んでくる。
だけど。こういう方たちの支えを受けて、想いを背負って、クラブは存在している。それは絶対に忘れてはいけないし、それさえ忘れなければ、成長の歩みが止まることはないハズ。

この方のこと、試合日のボランティアスタッフのみなさんのこと、そしてスポンサーやサポーター、地域のみなさんのこと。選手たちにもきちんと伝えていかなければと思う。

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