皆さん、こんにちは。
南葛SC WINGS 背番号5番、大河原美和です。
10月は私が担当させていただくことになりました。正直何を書こうか本当に迷いましたが、「私だからこそ伝えられること」を皆様に届けたいと思い、これまでのWINGSとの歩みを振り返ってみたいと思います。

◆ 2017年、WINGS入団
私がWINGSに加入したのは、東京都リーグの2017年シーズン。
山崎監督がまだ現役で、同じタイミングで加入し、2年間一緒にプレーしました。今ではちょっと想像できませんね（笑）
高校最後の冬にはチーム練習に参加していました。制服姿で通っていたのがとても懐かしいです。
当時の先輩方の優しくて、全てに楽しむ姿勢が印象的で、WINGSというチームの魅力にどんどん惹かれていきました。
その頃は中学校のグラウンドで練習をしたり、土曜日の早朝に川沿いを10キロ走ったりと、今とは違う環境の中での活動でした。それでも、メグミルクカップ優勝、東京都2部リーグを全勝優勝など、充実した1年だったことを今でも鮮明に覚えています。

◆ 仲間との再会とコロナ禍で気づいた事
2018年には小西由利恵選手、2019年には岡田真波選手と一緒にプレーしました。一度はチームを離れた2人ですが、今また帰ってきて、同じユニフォームを着て戦えることは本当に嬉しい。
2020年は、コロナ禍によりサッカーの活動も大きく制限された年です。
公式戦の再開は7月。それまではZoomでトレーニングをしたり、自主練習を続ける日々でした。「サッカーができる環境」は決して当たり前ではないのだと気づかされました。
そんな中で、SNSを通じて「南葛たいそう」や、サポーターの皆さんと作った「ボールはともだちリレー」などの動画を発信しました。

◆ なでしこリーグ参入戦
2021年にはサッカー人生で初めての大きな怪我を経験しました。その後も、毎年入れ替わる選手たちと一緒に、波乱万丈なシーズンを過ごしてきました。
中でも、1番心に残っているのは、「なでしこリーグ入替戦予選大会」です。
私が入団した年から3年間なでしこリーグに挑戦し続けてもなかなか勝てず、昇格が叶わない時期が続きました。
そして万全の体制で臨んだ2023年の予選大会では、私はベンチに入れず、1人試合をカメラで撮りながらチームメイトの奮闘を見ていました。
選手として、これほど悔しいことはありません。この時の想いを今後の糧にするために、一生忘れてはいけないと思っています。
それでも辞めようと思わなかったのは、サッカーが好きで、このチームが好きで、南葛SC WINGSに夢があったからです。

◆ 2024年 なでしこリーグ昇格
その悔しさを胸に挑んだ2024年。
本戦を含めた7日間は、これまでで一番「チームが一つになっている」と感じられる時間でした。
全員がチームのために、悔いのない行動を重ねた本当に楽しい日々でした。
「WINGSで、なでしこリーグに昇格したい」
そう思ってから8年、やっと夢が叶ったあの瞬間は、言葉では言い表せないほど嬉しかった。
どんなに苦しいシーズンがあっても、あきらめずに続けてきて良かったと、心の底から思いました。
『過去は変えられなくても、未来は自分たちの力で変えられる』信じてきた言葉が目に見える結果として形になった瞬間でした。

◆ 2025年 なでしこリーグで戦う今
なでしこリーグに参入した今シーズン。
個人的にはチームの力になれず、申し訳ない気持ちなのが本音です。皆様にプレーで恩返しできていないことも悔しいです。
でもこの1年も決して無駄な1年じゃないし、何より『キャプテン翼』そのままのボールはともだちというパスサッカーは楽しいです！
サッカー選手として試合に出て、チームの勝利に貢献したい気持ちを原動力に、日々の練習、チーム活動に取り組んでいます。
初挑戦となるなでしこリーグですが、チームは11位でシーズンを終えて、入替戦に出場します。
来年もWINGSがこの舞台でプレーできるように、チーム一丸となり、WINGSらしく、自分らしくそして悔いのないように、今この瞬間を全力で戦っていきます。
11月2日の入替戦第2節は、ぜひAGFフィールド(東京・調布)で、私たちの今季最後の試合の応援をお願いします！
最後の笛が鳴るまで、私たちらしいサッカーで戦い抜き、全員で「勝利」にこだわって挑みますので、
WINGSの勝利を信じて一緒に戦っていただけると嬉しいです。
南葛SCのアンセム「葛飾ラプソディー」をみんなで肩を組んで歌う、あの時間、空気、景色が私は大大大好きです！
最後も勝利の歌を一緒に歌いましょう！