2025年11月5日（水）に開催された「プレナスなでしこリーグ2025表彰式」の終了後、日本サッカー殿堂に掲額された半田悦子氏（現：なでしこリーグ理事）へ、花束を贈呈しました。当日は、半田氏の教え子である静岡ＳＳＵボニータの塩澤優選手が贈呈役を務め、師弟の絆が感じられる、心温まる瞬間となりました。

野田朱美氏（現：バニーズ群馬ＦＣホワイトスター監督）はご都合によりご出席は叶いませんでしたが、両氏の功績を称え、会場全体で祝福の拍手が送られました。

◆半田 悦子（HANDA Etsuko）氏プロフィール
生年月日： 1965年5月10日（静岡県出身）
ポジション： FW
現：一般社団法人日本女子サッカーリーグ（なでしこリーグ）理事

写真左：半田悦子氏、写真右：静岡ＳＳＵボニータ・塩澤優選手

◆半田氏コメント
初代日本女子代表に選出して頂き、初の海外遠征（AFC女子アジア選手権）に行った時の事は今でも忘れられません。
日本国内では、観客は家族、知り合いのみの状態でしたが、開催された香港では、会場いっぱいの観客であふれていました。女子サッカーの人気のすごさに驚きました。「サッカーってすごい」と感激しました。それからより一層サッカーに夢中になる中、アジア大会、ワールドカップ、オリンピックと正式種目になり、女子サッカーがメジャースポーツへ仲間入りし、女子サッカーと共に私自身も成長させて頂きました。
サッカーをしていなければ経験できないことをたくさん経験させて頂きました。初期の頃は、予算も少なく多くの方々のご支援で、成り立っていたと思います。現在の女子サッカーがあるのもそういった方々が繋いで頂いたからだと思います。
今回の殿堂入りもそういった方々のお陰です。本当にありがとうございます。
今後の益々女子サッカーが、発展することを願っています。

◆野田 朱美（NODA Akemi）氏プロフィール
生年月日： 1969年10月13日（東京都出身）
ポジション： MF・FW
現：なでしこリーグ2部・バニーズ群馬ＦＣホワイトスター監督

◆野田氏コメント
「目標は全国リーグでベレーザ日本一、夢は日本代表ワールドカップ出場」を高らかに掲げ、12歳でベレーザ（現：日テレ・東京ヴェルディベレーザ）に入団しました。W杯も全国リーグも女子にはまだなかった時代、当時ベレーザは東京都2部リーグだった頃の話しです。
そこから約10年後、同時期に日本女子リーグと女子W杯が現実のものとなって開催され、私は目標を達成し、夢も叶えました。多分ここまで読めば「シンデレラストーリー」です。でも実際は挫折・壁の連続で何度も諦めようとしました。
殿堂入りを聞いた時は「信じ、続ける」ことから逃げなかった自分と支えてくれた全ての方々への「感謝」しかありませんでした。
勝っても負けても"続いていく"リーグ戦が私は大好きです。関わる全ての力でこれからも盛り上げていきましょう。